夏の白馬八方尾根(2019.7.31)

グリーンシーズンのスキー場

夏の白馬八方尾根

夏の白馬八方尾根に行って来ました。冬はスキー場ですが、夏は高山植物がたくさん咲いており、トレッキングや本格的な登山も楽しめます。

残念ながらグリーンシーズンのホームページの情報がわかりにくいので、行ってきた感想とともに詳しく載せたいと思います。

グリーンシーズンの白馬八方尾根の特徴

私は登山やトレッキングに詳しくないので、あくまでも初心者が行くときの参考になればという情報です。

基本的には山麓駅からゴンドラやリフトを乗りついて標高1,820mまであがります。そこから八方池まで約1時間半のトレッキングコースがあります。八方池から先は登山装備が必要で、2,696mの唐松岳山頂に登ることができるようです。

八方池には晴れた日にはアルプスがうつりとてもキレイです。

トレッキングコースには高山植物が咲いていて、高山植物が好きな人にはたまらないでしょう。

2019.7にゴンドラの到着駅のうさぎ平に白馬マウンテンビーチというジャグジーやサウナのある施設がオープンしたようです。残念ながら8月1日時点でホームページにはイラストしか載っておらずオープン情報や写真がないため全貌がよくわかりません。

トレッキングがメインのため、中高年が多く、小さい子連れはあまりいませんでした。トレッキングコースは体力のついてきた小学校中学年以上がおすすめです。もちろん体力のある幼児なら登れます。

八方池までのルート

八方池に行くにはリフトやゴンドラを乗り継いで八方池山荘、第1ケルンのある頂上駅まで行きます。この頂上駅に行くまでに大きく分けて2コースあります。つまり頂上駅を頂点として逆V字上に山麓駅が2つあるのです。(以下リフトの頂上駅を第1ケルンと記します)

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山麓駅

①八方駅(白馬駅に近い方)

②北尾根高原山麓駅(白馬駅から無料シャトルバスが出ている(指定日のみ))

ルート

①アルペンライン 往復60分

八方池からスタートし、ゴンドラ、リフト2本を乗り継いで第1ケルンまで行く

料金 往復大人2,900円 小児1,750円

②スカイライン 往復90分

北尾根高原山麓駅からリフト3本、バスを乗り継いで第1ケルンまで行く

料金 往復大人2,400円 小児1,680円

③黒菱ライン 車入れて往復80分

上記スカイラインの途中まで車で行き、リフト2本で第1ケルンまで行く

料金 往復大人1,200円 小児840円

④Vライン

スカイラインで登りアルペンラインで下山。つまり北尾根高原山麓駅からスタートし、八方駅へゴールするスタートとゴール駅が違うルート。

料金 往復2,910円 小児1,920円

早く頂上までいくなら①アルペンライン、安くいくなら③黒菱ライン、上り下り別ルートで行きたいなら④Vラインといったところでしょうか。

スカイライン

スカイラインのスタートとなる北尾根高原駅は非常にわかりにくいです。『八方の湯』を通り過ぎると八方駅への看板はありわかりやすいです。それを通り過ぎ、右側にちいさなニレ池があるところの向かいにオリンピックのモニュメントがありそれを右折するのですが、このモニュメントがまたわかりにくいのです。モニュメントというよりは看板と思っていた方がいいです。オリンピックマークの入った看板です。そこを右折し、東急ホテルをまた右折し、和田野の森教会を過ぎると北尾根高原駅があります。北尾根高原駅のあるゲレンデは咲花ゲレンデですので、その名で看板に出てくることもあります。

 google mapでは北尾根高原駅は出てきませんので和田野の森で検索するといいです。

 スカイラインはここからリフトに乗り、途中、マイクロバスより少し大きめのバスに乗り換えて黒菱ラインのスタート地点まで行きます。かなり細い山道なのでスリル満点です。

黒菱ライン

私は今回、安さをとり黒菱ラインで登りました。上記のスカイラインのスタート駅の北尾根高原山麓駅を通り過ぎ、林道に入っていきます。かなりくねくねした細い山道です。対向車が来たらすれ違えるのだろうかと思うくらい狭いです。運転に自信のない方、山道に酔いやすい方、怖い思いをしたくない方は避けた方がいいです。しかも結構長いです。本当にこの道で合っているのか何度も思いました。そしてそんな山道を抜けると・・・

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 200台止められる駐車場に出ます。ほっ。

ここからリフト2本乗り継いで第1ケルンまで行きます。

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リフトの足元にも高山植物が沢山咲いています。

八方池までの道のり

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八方池山荘のあるところからいよいよトレッキングのスタートです。八方池まで標準で90分だそうです。

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なだらかな道が続きます。

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上を見上げると

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大行列。7月下旬の平日でしたが、結構な人でした。お盆休みにはどうなってしまうのでしょう。

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1か所だけテーブル&ベンチがあります。途中あまり休憩スペースはありません。

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石神井ケルン、奥に見えるのが八方ケルン。ケルンとは道に迷わないよう作られたものだそうです。

 石神井ケルンから八方池まで約1キロ、時間がないので八方池まで行くのを迷ったのですが、せっかくここまで来たので速足で行くことにしました。奥に見える八方ケルンから八方池まで約10~15分とのこと。

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途中、こんな感じで雪が残っていました。

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ここは雪の上を歩きます。ここを抜けると八方池です。

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登り始めてから1時間ちょっとで八方池まで着きました。想像していたより小さな池です。天気が良くなかったので、残念ながらアルプスが池にうつるのを見ることができませんでした。

この先は登山装備がないと登れませんが、2,696mの唐松岳まで180分で行くことができるようです。

トレッキングコース

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私たちは八方池山荘から木道を歩きました。整備されているので歩きやすかったです。急こう配ではありませんが、だらだらと坂道が続きます。八方池山荘から八方池まで標準で90分、早い人なら1時間位で歩けると思います。7月の下旬で曇った日でしたが、標高1,600mあっても歩くと汗ばみ、涼しくなかったです。日陰が殆どないので晴れた日には日焼けに注意です。

感想

八方池にうつるアルプスを期待して行ったのですが、残念ながら見ることができませんでした。晴れた日には絶景が見れるはずです。

 私は普段歩かないのですが、これくらいのトレッキングコースなら息切れしながらも登ることができました。90分が限界ですが・・・。高山植物も沢山咲いており、高山植物好きにはたまらないでしょう。

 ただ、小さい子連れ向きではないと思います。山歩きの好きな子どもはいいですが、小さい子が楽しめるような場所ではありません。広い広場があるわけでもないのでリフトに乗って楽しむ程度です。子どもが楽しむには他のエリアを選んだ方がいいと思います。

 中高年、初心者のトレッキングにはいいコースではないかと思います。次はスキーシーズンに訪れたいと思います。

 

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